「樹君だって瑠奈と明が付き合ったほうがいいに決まってるわ。」
『「…なんで?」』
珍しくあたしと樹の言葉がハモった。
「だって、もし2人が結婚…なんてしたら明と兄弟になるのよ?そしたら毎日一緒に遊べるし、楽しいじゃない。」
け…結婚~~!?
まだ付き合ってもないのに結婚の話をされても…!!
それに、そこまで樹も喜ぶわけないじゃんっ!!
「…そっか~、俺にも男の兄弟出来るんだ…。瑠奈、明と結婚して?」
キラッキラの純粋な目で言ってくる樹に、びっくりしすぎて反応が出来ない。
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