「でも仕事…っていうか、モデルしてるときの名前は、アキラでお願いします。」


「分かったわ。」


『なんで??』



別に仕事上の名前なんて本名でいいじゃん。



「瑠奈には関係な~い。」


『っな!!関係無いけど気になるの!!』


「瑠奈ちゃん、静かにね。それと、本名も教えてくれる??」



夢月さんの言葉に、あたしはしゅんとなり、アイツはピクッと眉を動かした。



『そんなに変な名前なの?てか、変なんでしょ!!』



吾郎とか?虎之介とか?



笑いながら言うと、眉間にシワを寄せてギッと睨んでくる。



お~コワッ!!