「俺が明に泊まらない?って誘ったんだ。」


『え、そうなんだ。』



あたしの呟きに、うん。と答えて話しを続ける。



「…寂しそうだったんだよ。」


『…え?』


「明の親って海外にいるらしくって、帰ってくるのも1ヶ月に1回あるかないかで…。」


『……。』


「それに、明って一人っ子だから…家ではずっと1人で…。」


『あ!!だからあたし達の家に泊まらせてー…。』


「うん、そう言うこと。」



にこっと笑って頷く樹に、抱きつきたい衝動にかけられた。



エライ!!友達想いなのね!!



さっすが樹~!!