「瑠奈、帰ろ~。」
『うん!!』
今日は珍しく、澪も有紗も仕事が無かったから一緒に帰ることにした。
『あ!!今日親帰ってくるの遅いんだけどさ、遊びにこない?』
「行きたい!!…あ~用事あったんだ…!!ごめ~ん…。」
しゅん…となる澪に、また今度ね!!と声をかけて、携帯をいじってる有紗に目をやる。
『有紗は?』
声をかけると、携帯から目を離しあたしのほうを向いて、ん~…。と考えている。
「ん~…ちょ~っと、今日はいいわ。」
ちょっとよ、ちょっと♪とニコッと笑う有紗に、結局は面倒くさいんでしょ…。とツッコミを入れる。