ついた場所…
それは…
「公園…」
そう公園だった。
この公園で昔…聖夜と一緒に遊んだなぁ…
懐かしい。
「たぶん…10年ぶりぐらい???」
「だろうなぁ…」
聖夜の方を見ると、懐かしそうな顔をして公園全体を見ていた。
「あそこ座ろう」
聖夜が指差したベンチに、微妙な距離をあけてから座る。
「なぁ…俺さぁ…凛の事好きだった」
…えっ????????
今…なんて…
「だ-か-ら-!!!!!凛の事が好きなんだよ!!!!」
聖夜があたしの事…好き?????
「…」
全く予想もつかなかった突然の告白に…頭が真っ白になるあたし。
そんなあたしの様子に…聖夜は…
「返事は別にいつでもいい!!!ただどうしても今日言いたかっただけだし☆帰ろっか」
返事をしなかったあたしに本当は傷ついたと思うのに…
こんな時までとっても無理して明るく振る舞う聖夜にあたしは…申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
けど…あたしはその気持ちに答えられないよ…
あたしは好きな人が…いるんだ。
もう忘れかけてる人なんだけどね…