ピーンポーン



「はいっ!!!早く入れって!!」



翔に思いっきり腕を引っ張られ、入った部屋には足の踏み場がないほどの雑誌が散らばっていた。



そのページは全て寧々ちゃんだった。



「なぁ…お前…もしかして」



俺がそう遠慮がちに言うと…



「そうだよ。おれはずっとあいつが好き。しかも俺あいつに告白しようと思ってる。だから…お前も明日一緒に告白しないか???

男として早くけりつけよう」



いつものおてんばの翔はどこにもいなく、それは恋してる男の子だったから俺は何も言えなかった。