☆絢斗side☆-君への想い-



君にどうしても…目線がいってしまう…



君の笑顔


君の仕草


君の真剣な顔


全て…


あの人に似ているから…


――――――――


あの人とは…俺の初恋の相手。


その人への想いが“恋”と分かって…伝えようと思ったら…


あの人は突然姿を消してしまった。


とても辛かった…


切なくて苦しくて……


何度も何度も枕を濡らした…


そんなあの人に…とても似ている君…


でも今の俺の想いは、


“君の好き”



ではなくて、



“あの人への好き”



だから…



違うって分かってても見つめてしまう君の顔…



もう見ないようにするから…もうちょっとだけ見させてね…



あの人への想いを打ちきるから…



☆絢斗side☆-君への想い-終わり