まあ…あたしには結婚の承諾をする両親や親せきはいないから…別にいいけれど
でも勇人さんには、いろいろと了承を得たり、確認したり…許可を得たりしないといけないんじゃないの?
小山内家の後継者なんだよね?
あたしが知らない難しいやり取りとか…あるんじゃないのかな?
「あの…勇人さんに聞いてから……」
「いいのよ!
細かいことは気にしないの」
「え?」
「桃香ちゃんが書かないなら、私が代筆しちゃうよ?」
「ええ?」
「だって…二人に先に入籍してもらわないと…私たちが結婚できないんだもの」
「なら…なおさら、勇人さんがいるときに…」
貴美恵さんがにやぁっと意味ありげにほほ笑んだ
「勇人がいないときがいいのよ!」
「大丈夫だよ、桃香ちゃん
勇人が書くべき場所は、僕が代筆するから」
テツさんがボールペンを持って、さらさらと字を書き始めた
『小山内勇人』と名前を書き、婚姻届の必要事項を埋めていった
いいの?
本当にいいの?
勇人さんに内緒でそんなことをして…怒られない?
でも勇人さんには、いろいろと了承を得たり、確認したり…許可を得たりしないといけないんじゃないの?
小山内家の後継者なんだよね?
あたしが知らない難しいやり取りとか…あるんじゃないのかな?
「あの…勇人さんに聞いてから……」
「いいのよ!
細かいことは気にしないの」
「え?」
「桃香ちゃんが書かないなら、私が代筆しちゃうよ?」
「ええ?」
「だって…二人に先に入籍してもらわないと…私たちが結婚できないんだもの」
「なら…なおさら、勇人さんがいるときに…」
貴美恵さんがにやぁっと意味ありげにほほ笑んだ
「勇人がいないときがいいのよ!」
「大丈夫だよ、桃香ちゃん
勇人が書くべき場所は、僕が代筆するから」
テツさんがボールペンを持って、さらさらと字を書き始めた
『小山内勇人』と名前を書き、婚姻届の必要事項を埋めていった
いいの?
本当にいいの?
勇人さんに内緒でそんなことをして…怒られない?