じゃ…なんで?

無断欠席?

藤城君が無断で休むなんて思えないけど…

教室のドアがガラリと開くと、笑顔の藤城君が飛び込んできた

「はいっ! はーい!
ここっすよ
ここにおりますよ、藤城竜之介!
遅刻などしておりませんっ」

やけに明るい声で、手をあげて自己主張した

「どう見ても遅刻だろ」

先生が呆れ顔で口を開く

「え? 出席に間に合ったじゃんかぁ
先生が呼んだら、僕は返事しましたよー」

「遅刻だ」

「えー? じゃ、僕のセクシーポーズをサービスするから
今回はそれで見逃して…ねっ?」

藤城君は制服のボタンを外すと、右肩を見せてウインクをして見せた

「うわっ、きもっ…」

クラスの男子たちから笑いがおきる