「じゃ、僕は行くよ」

「待ってよ!」

レミが僕の手を掴んで、引きとめようとする

「何?」

僕はレミの顔を見る

「情報をあげるから・・・」

「だから?」

「女に言わせるの?」

「言わないとわからないし…

僕は別に情報なんて欲しくない
結果が出るか…出ないか
必要なのはそれだけ

DVDが持って来れないなら、君に用はないよ
気持ち良くしてあげる必要もない」

「私が…信二に貴方のことを言ったら?
困るんじゃないの?」

レミが僕の手首を掴んだ

「それは困ったね
君は言うの?」

僕はまたレミを壁際に追い詰めると、首筋に唇を落とした

歯を立てて、肉を噛む

「…ん、いたっ」

「君と信二の関係は?
恋人同士? ただのビジネスの関係?
それとも信二の奴隷?」

「…こ、恋人よ」

「そう…なら良かったよ
記憶にない首筋のマーキングを見て、どう反応するかな?
楽しみだよ」

僕は左手をレミの腰にまわす

右手は、レミの体を触る

そして彼女の携帯をポケットの中から奪った