「い、いえ。こちらこそ突然…ごめんなさい。」





私もペコッと彼と同じ様に頭を下げた。





「いや、全然いいよ。俺、市村陸。1年。陽菜ちゃんは何年に転入すんの?」





「私も1年。1組の五島先生のクラスだよ。」




陸はマジで!?と驚きながら、同じクラスじゃんって喜んでくれた。





私も思わず、陸につられて笑った。





陸はサックスを手に持ったまま、私に近づいてきた。