「サンキュ♪これで転入手続きは終了と。」




先生は私が渡した書類に目を通し、確認し終わるとファイルに閉まった。




そして、身体を私の方へ向けると、あの爽やかな笑顔をむけてきた。





「さて、木ノ下さん。君はこれで正式に本校の生徒、そして1年1組の僕のクラスの生徒になるわけだけど、一つだけ約束してほしいことがあるんだ」





「約束?」




「そう。たった一つの約束だよ。それはね…自分を大切にすること。」




「どういうことですか?」



この先生、ただの熱血教師かなんかかしら?