次の日、浩介の家に行くと……なんと見ず知らずの女子生徒がたくさん居たのだ。浩介の家が壊れるんじゃないかと一瞬思った。



うん、絶対壊れると思う。だけど、意外に浩介の家は平気だ。少しだけ浩介の家は金持ちだから。



「何あれ……浮気?」


浩介って何股もしてた?



一瞬そう思ったけど、その考えを振り払った。



浩介に限ってないよね!浮気なんて……


そう思いあたしは、浩介を呼ぼうとするが、全く気付かれない。



女子生徒がたくさん良すぎて、近寄れないのだ。



どうすれば良いの?


そう思った時不意にあたしのスカートを引っ張る女の子が居た。



昨日の子だ。昨日の女の子は、あたしを見上げて、にっこり笑った。



「バカね?あたしを助けるなんて」



え?



確かに女の子は言った。笑顔で。



「しかも、人工呼吸なんてバカね?」