「なんだい?静奈くん」



「いえ……なんでも……ありません……えん」



シーンと辺りが静まり返る。セバスチャンは、肩を振るわせながらお前バカだろ?と言う視線をあたしに送り付けてくる。



笑ってんじゃん。一応……



「静奈くん!」



「へい!」



あまりにも、びっくりしてあたしは、変な返事になる。



「静奈くん、キミの頭の中は良い素材をしているようだね?」



良く分かんないけど、誉められて……る?



「イヤ~、遠子パパだけですよ!あたしの頭を誉めるのは」



「イヤイヤ、皆静奈くんを愛しているよ」



「愛して、る!?」



良く分かんない話になって来たんだけど……



「浩介……」



「俺は愛してるよ?」


「え!?」



隣に座っている、浩介は、はにかんだように笑う。



「遠子パパ何かしました?」



「ちっ……バレちゃったか」



遠子パパ悪魔だよ!


「浩介くんは、実験対象として体付きが一番良くてね」



浩介セクシーだから?関係あるの?遠子パパって一体何人?人参?宇宙人?
頭痛くなって来た。