「浩介、地毛って本当かな?」



先生に聞こえないように言う。すると、先生の耳は地獄耳なのか、ギロリと睨まれた



「最近の若いのはたるんでるな」



先生だって若そうなのに……



先生の名前は、美波律先生と言う名前で、少し堅そうな雰囲気がある
多分笑うと、あまり似合わないとは思うんだ



ちょっと怖い感じだし。赤い髪もちょっと怖いかな?



「ここが、お前達の教室だ」



そこは、一番隅っこの教室だった



1-Dか……って事は、Dまであるってことか……



「勝手に入って自己紹介などしろ。俺は、後ろに居る」



え……?



先生は、スタスタ歩き後ろのドアに向かって行ってしまった


「先生、行っちゃったね」



「とりあえず、入るか」



ガラリとあたし達は、ドアを開けた