遠子の屋敷に着くと、遠子は、腕を組ながら怒っている



「静奈!八百屋行ったでしょ!?」



「え!?」



あたしは、遠子を見ながら目をパチクリさせる



「なんで!?エスパー!?」



「はぁ……本当にバカね!?」



小学生に溜め息吐かれ、オマケにバカって言われた……



あたしは、門の隅っこに行き、うずくまる。そして、棒切れを片手に持ち、お餅を描く



しかも、何個もだ。後ろで遠子が苛立ってるのを感じながら……



タンっーー……



遠子は、大きな音を立てながら、足を鳴らす



「静奈!?いい加減にしなさいよ!?八百屋に行ったって言いなさい!」



「遠子、怖いよ……すごく……」



「茶化さないの!」



別に茶化してないし


「八百屋に行ったよ!?行きました!」



これで良いんでしょ!?と言わんばかりにあたしは、胸を張りながら言う



すると、遠子は顔を真っ赤にしているのだ