｢モテモテ効果って、いつまで効果あるんですか？｣



｢それは私も知らないのだよ｣



｢え！？｣



｢だが、心配ない。いつか薬を作ってあげるから心配は必要ない｣



あたしの頭を遠子パパさんは、撫でてくれる。



あたし遠子よりも、年上なのに。遠子みたいに扱われてる？


まぁいいや……



｢さて、静奈くんと浩介くんは遊んで来なさい｣



｢はぁ……｣



あたし達って、いつまでここに居れば良いんだろ？



家に帰っても誰も居ないけど……



静留姉の親と同じ職場のお母さん達は、帰りが遅い。だから、ほとんどあたしは、夜は一人っきりだった。



たまに、静留姉の所に行ったりしていた。夜ご飯を食べに……



だから、あたしは構わない



｢あの学校は……｣



｢心配ない。近くの男子校に手続きをしてある。静奈くんも行きたまえ。彼となら、構わないだろ？｣



｢え！？あたし、一年ですよ！？浩介は二年で……｣



｢浩介くんも、一年にしてある。喜びたまえ｣



え！？えぇぇぇ～！？