あ!浩介の所に行かないと!
でも、広すぎて分からないし。



「う~ん、右行ったら、庭か。なら左行ってみよう」



分かれ道の場所で、そう思いながらあたしは、左に向かった。



こっちに行ったら、げっ、行き止まりか。



「浩介どこに居るんだろう?」



あれ?ここに何かスイッチある。なんだろう?



“キケンだっちゃ!押したらアカンぞよ”



「何!?誰が書いたの!」



遠子のパパさんだよね。多分……押したら、だめなんだよね?でも、気になるな。からくりとかかな?



ポチ……



「あれ?無反応か……」



ポチ…



「壊れてる?」



まぁいいや。早く、浩介探さないと……


あたしは、引き返し違う場所に向かった。