「あら?珍しい、セバスチャン笑ってるわよ」



どこが!?あたしには、ただ無表情にしか見えないけど。



「どこらへんが?」



「毎日見てたら、イヤでも分かるわよ」



「ふ~ん」



「きっと、話せるのが楽しいのよ」



話してませんよ!?何も……



「話してないけど」



「カンよ!」



カンか……小学生がカンよ!って、あたしよりも大人なのね。遠子は……ちょっと悔しいんだけど。


「あ!……セバスチャン後お願いね?」



セバスチャンは頷いた。



「どうかした?」



「あたし用があったのよ」



「用な、なら行けよ。俺らは、こいつに案内させるから」



「ええ!」



そう言って遠子は、どこかに行った。



「ガオ~~!」



「ひぃ~~!」



忘れてた!ライオンの事!