「あなたの名前は?」


いきなり過ぎるよ!遠子は!



「あたし?シズナ。、シ、ズ、ナ」



「いっぺん言えば、分かるわよ。静奈ね」



早いよ!頭良いんだな。あたしは普通だし。
可愛いし、頭良いってすごすぎ!



「静奈、あたしの家に来る?彼氏さんと」



「え?」



「あたしの家は、広いわ。けど、メイドは全員男にするわね?彼氏さん捕られちゃうものね」



クスクス笑って遠子は、そう言った。



あたしは迷わず頷いた。遠子は、少しだけ嬉しそうだった。


「だけど、隣八百屋よ?だからって、八百屋には行かないでね?」



八百屋の隣に豪邸?八百屋さんは、ちょっと可哀想だな。


「うん、分かった」



セバスチャンは、浩介を女子生徒からムリヤリ奪うと、あたし達は向かった。セバスチャンの運転で、遠子の豪邸に……