淹れてもらった紅茶をがぶ飲みする。



「あ、美味しい」



思わず口に出る。セバスチャンは、ふんどうだと言わんばかりに胸を張る。



そんなお腹にあたしは、パンチした。



セバスチャンは、やられた振りをした。


意外に、ノリが良いんだな。セバスチャンって……



紅茶を一気飲みしながらあたしは、思った。



ふと気になってあたしは、セバスチャンが後ろを向いてる隙に画用紙を奪う。



そこには、了解とかうんとか、色々書いてある。



言葉で言えば早いよね?普通……なのに、ちゃんとうさぎを演じてるの?



少しだけあたしは、見直した。



バシン……



だけど、あたしにはやっぱり無理だった。セバスチャンを見直すのは……



ハンマーを持っている限り永遠にムリ。