「はぁ?」

ってゆうか、本当に転入生いたんですか。

「なんか、教室に行きたくない…とかぼやいてたけど。」

紹介される前に不登校かい。

心の中で突っ込みをいれた。

「午後の授業、連れてってあげなさいよ。」

私は首を横に振った。

「なんで?あ…起きた。」

先生は私に向けていた視線をベッドの方に向けた。

ビクッと私は肩を揺らし振り向いた。

目があうーーー。

さきに目をそらしたのは彼の方。

「志緒ちゃん、隣に江鳩(エバト)くん入れてあげて。」

すぐにお弁当をテーブルの端に寄せて、自分の座ってた椅子も端に寄せた。

江鳩と呼ばれる人は近くにあった椅子を持ってきて隣に座った。