あぁ、江鳩くんが頭の軽い人でよかった。

神様。

ありがとうございます。

「ここにあったんだ。屋上へ続く階段。」

「まだ見つけられてなかったの?」

ゆっくりと頷く。

「つか、知ってたんなら教えろよ。」

「ごめん。」

素直に謝る。

予鈴が鳴った。

「授業…サボりたい。」