校門の外に出た。

「あーあ。今日、終業式だったのに。」

うーんと伸びをして、江鳩くんは空を見上げた。

「志緒ちゃんの親は?心配とかしてない?」

「どっちも仕事だから。」

苦笑いでかえした。

「そっか。そういえば、昼飯食ってないや。」

「確かに。」

お腹がすいてる。