白く 白く どこまでも白く 雪の絨毯に 足跡を つけるから 終業式。 「石月。」 廊下をフラフラ歩きながら靴箱に向かっていると後ろから声がかかった。 「1人で、行ったの?」 ガシッと両腕を掴まれた。 「う、うん。」 「どっち。」 「行ったよ。」 「なんで、1人で行ったの。」