神様の気が変わったのかもしれない。 神様だって、青ばかり使っていてもつまらないだろうから。 「江鳩くん。」 私は冷たい空気を吸い込んだ。 「ん?」 「今度、美和に会う時は一緒に来てくれる?」 「いいよ。」 肺に冷たい空気が染み込んだ。 私、生きてる。 今更のように実感した。 「ありがとう。」 神様。 私、素直に笑えました。