私は答えてしまったんだ。

「ううん。」

美和は悲しそうに笑ってた。

本当のことを知りたかったんだと思う。

進路も決まって、あともう少しで卒業式、ってところ。

私は登校した。

キャーキャー騒ぎがあって、何かなって上を見上げると。

眩しい日差しに人型のシルエット。

私にはわかった。

それが美和だってことが。

私は目を見開いた。

そのまま、美和は飛び降りた。