「何ソレ、神様のお告げか何か?」

「違う…。」

菜月は俯いたまま。

「と、友達に…言われたの…。だから、ごめんなさい…。」

きっと菜月にパシリをさせている坂口と北川だ。

「…菜月が、私にどう接しようと菜月の勝手だけどねぇ。」

トンと軽く菜月の肩をど突く。

少しよろめいて、菜月は私を見た。

「坂口と北川は、あなたの友達なの?本当にそうおもってるの?」

八つ当たり、してるみたいだ。

最近、色んな事があって疲れてたから。

「…それは…。」

「もし、友達だって思ってるんだったら、謝らないでよ。」