なんか、今日はそういう気分じゃない。

「石月。」

隣に波崎が並んでいた。

「一緒に帰ろ。」

別に断る理由もなかったから、私は頷いた。

それに、クラスメートといるより波崎といた方が何倍も楽。

「波崎のとこは打ち上げないの?」

「抜けてきた。」

舌を出して言った。

やっぱり、思考回路が似てるのかも…。