私の思考回路って、波崎に似てるのかな…。

少し悲しい…。

それから三年生のクラスのカフェに入った。

「結城がさー。」

波崎はノロケ話を繰り広げた。

楽しそうに話しているから、いいけど。

笑ったりしながら、波崎の話を聞いていると、放送が入る。

《二年四組のクラスの皆さん、ステージの準備をして下さい。一年二組のクラスの発表がまもなく始まります…。》

「あたしも見に行こっと。」

「私、ステージの見えない所で弾いてるから。」

「えぇっ。」