静かな廊下を一人で歩いた。

「失礼します。」

昼休み、昼御飯を食べに保健室に行った。

「こんにちは。」

「こんにちは~。」

北沢先生から、間延びした返事。

「吉村菜月、寝てますか?」

私は聞く。

「うん、一番奥のベッド。ちょっと職員室行って来るわね。」

ドアが閉まる。