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白い体を投げ出して無防備に寝る天使。
その横で赤紫のウエーブのかかった髪を手ですいている奇妙な女が座っている。
「クスッ…クスクスッ…」
女は天使の額に手をそえている。
「…クスッ、あーあ。面白い。天使は初めてぇー。」
額に触れていた手を顎にそえる。
「天使の純粋な思い汚すなんてー…
…最高ぉー。」
女は紫がかった唇を天使のきれいな白い頬に触れさせた。
「フフフッ…またねぇー…私の玩具♪」
女は、腰掛けていたベットから立ち上がり、壁をとおりぬけてー…消えた。
彼女の頬にキスマークを残して。