「…ふぇぇん…うううっ…」
しゃがみ込んで泣きづける。
頭に大きい手のひらが落ちてきた。
「美流ちゃん…。」
「…ウッ…クッ…」
「亜羅もな、辛いんだ。」
「…ヒック…?」
「亜羅だって…美流ちゃんを幸せにできなくて辛いんだ。」
「…ヒッ…フェ…ど…どうしてそんなことまで…。」
「亜羅はわかってるんだよ、結婚がどういうことか。」
「…」
「悪魔と天使だろ…そう簡単にいくわけない。」
「…私は一緒にいられるだけで、それだけでいいっ!!」
パシッー…
頬に痛みがはしった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…