…全部、亜羅のため。 亜羅…、 私は亜羅を…愛しています。」 赤い瞳に光がやどった。 …でもすぐ赤黒くなった。 「…それは、」 「ん?」 亜羅の顔がいつもの冷たい表情に戻る。 「亜羅…?」 「それはさ、