「天に帰るじゃなかったのか!?そのために頑張ってたんじゃねぇのかよ!!」
鋭い視線に言葉がでない。
コクッと息を飲んだ。
「…それなのに悪魔と結婚する馬鹿がどこにいんだよ。」
悲しい目で見つめてくる。
…泣きそう。
「…余計なお節介なんだよ。お世話になってるから恩返しのつもりでやったとかいうなよ。そんな…軽い気持ちでこんなことしたならゆるさねぇ。」
強い力で睨んでくる。
震える左手を右手でおさえた。
「…そんなんじゃない。」
「は?」
「私、そんなつもりでこんなことしない。」
「…じゃあなんのつもりでしたんだよ。ただ助けたかったからか?」
「…助けたかったのはある。でも私は…」
「?」
眉間にしわをよせる亜羅に一歩近づく。