「ところで君名前は?俺傷毅、きずきな。変な名前だろ?」
ヘラッと笑う。
きっと心配を取り払おうとしてくれているのだろう。
「…そんなことないです。私は…美流です。」
「…美流ちゃん!じゃあ早速亜羅を捜すか!」
「私、外にでるなって…」
「俺が許可する!俺アイツのダチだもん。」
亜羅に友達?ちょっと結び付かないー…。
「俺、これでもつえぇから大丈夫だ、アイツよりはよえぇけどな!!それにコート被っときゃばれねぇって。…大事なダーリンを助けにいかなきゃな?」
ニヤッと笑った。
「ダーリンじゃないですけど、行きます。」
私は部屋にあった亜羅のコートを着て外に出た。
…亜羅、今行くからー…。