学校につく。




ここは立派な天使になるための場所。




私はここで十年間も学んできた。




15歳の今初めて人間界に降り立つことができる日がきた。





「美ー琉っ!おはよぉー!!」




「優愛!おはよー!!」






友達の優愛は髪がくるっくるだ。ニコッと笑った顔がかわいい。





「よぉー、緊張してんのか?馬鹿美琉。」




人を馬鹿にしてくるこいつは翼だ。




「緊張なんかしてないし。アンタじゃないのソレ。」




「俺がするわけねぇじゃん。超ー楽しみ!美琉、負けねぇからな!俺はぜってぇーすげぇ神になってやっかんな!」




「勝手にしたら?天使にもなれてないくせにー。」




「うるせぇー!」




三人で学校につくともう大勢の人が集まっていた。




「いよいよだな。頑張ろーぜ、じゃあな。」




「「うん」」




翼は違うクラス。私達は自分のクラスに並ぶ。