キャア…ギャア、ギャア! 興奮からか声が奇声になっているらしい。 赤い目は私から目を離さない。 こわい!! それでもくじいた足が痛くて動けない。 ギャアアアア!! 一斉に襲いかかってきた。 「いやぁぁぁ!!あ、亜羅ぁ!!」 …思わず亜羅の名前を呼んでいた。 そして、 ガッ!ドン!ダン! ウギャアアアア!! 「…チッ、世話かけやがって。」 亜羅は現れた。