「…あなたは人間を誘拐しようとしていましたね。」
「…チッ、誘拐なんかじゃねーよ、助けてやったんだよ。」
「……詳しいことは本部で聞きましょう。」
「はぁ!?」
「おとなしくついてきて下さい。」
「…んだよ、余計なことすんじゃねぇ!!!」
ビビッ!!
怒りにまかせて魔力をはなったがまわりにバリアをはられていたらしく自分にかえってきた。
バチッ!!
「うっ!!」
…本当ならよけられたかもしれないが彼女を庇ったためダメージがきた。
…はっ、思ったよりいてぇ。
…チッ、しかもにげらんねぇよ。
「…おとなしくついてきていただけますか?事情をお聞きするだけなので。」
「…チッ、早くしろよ。」
情けなくもおとなしくしているしかなかった。