あれから数日。 相変わらず彼にお世話になっている。 一緒に暮らし始めて知ったことは… 彼の名前は亜羅。 …だけ。 質問させてくれないせいで名前と悪魔だということしか知らない。 でも暮らしに不自由はない。 お腹がすいたといえば食べ物を持ってきてくれるし、眠たいといえばベットを貸してくれる。 …でも、このままではいけないと思った。