「えっ、なんか増えてる!!」
芽威奈も一緒に暮らし始めて数日。
久々に傷毅さんが遊びにきた。
「あっ、傷毅さん。こちらは芽威奈。一緒に暮らしてるの。で、芽威奈、こちらは友達の傷毅さん。」
「…へぇー、よろしくねメーナちゃん♪」
気さくな傷毅さんにたいし、警戒心たっぷりの芽威奈。
「…どーも。」
「あれっ、君は悪魔?天使?羽は?」
あー、KYなのが傷毅さんだった…。
この質問は芽威奈に1番痛い。
「…」
「…えっ、なに?」
助けを呼ぶように私をみる傷毅さん。
こっちも何と言っていいか。
「…魔女。」
「…へ?」
「だから、私は魔女。なんか文句ある?」
芽威奈の目はすっきりと晴れやかだった。