そうして、私は始めての歌番組というものに出る事となった。



やばい、緊張するよ・・・。



だって、お客さんもいるんだよ?



あのお客さんって・・・殆ど海斗のファンだったりして。



そうだったら、殺されるぅ~!



なんて事はないか。



そう思っていると、本番と言うものが始まった。



「リン、緊張してる?」



「それは・・・。」



「じゃあ、ここでキスしたあげる。」



「い、い、いらない!ばかっ!」



海斗はクスッと笑い、



「少しは緊張解れた?」



なんて。



わざとだったのね。



いつも、ありがとう。