しかも最近は、自然と2人でいる時間がへった。

椋ちゃんはずーっといろんなクラブの助っ人に行ってて、。
あたしは、頭が悪すぎるためか、放課後の勉強会には強制参加らしく。




あ〜・・・もう。 ほんとにめんどくさいよー。


なんであたしは、こんなことやってるわけ?
椋ちゃんとの貴重な帰り道が・・・。





その瞬間、ふと聞こえた後ろの子の会話。



「ねぇねぇ。やっぱさ、椋太くんが1番だよねっ」

「あー・・・。たしかにね」



ふと見えたグラウンドの椋ちゃん。

きっと、あれをみて言ってるんだろうな。



でも、誰だろ? すっごい気になるよ・・・。

だけど、今振り返ったら絶対ダメだよね? なんか、そんな気がするよ。




だけど・・・"椋太くん"って。
下の名前で呼ぶような関係なの?



じわっと、不安が押し寄せてくる。



また聞こえてきた会話。




「椋太くんってさあ、どこの大学行くんだろ?」

「えー、就職じゃない!?大学ってキャラじゃないじゃんっ!」

「あははっ! そーだよねっ!」