私は、トイレの鏡の前で、 顔を2、3回かるくたたく。 「しっかりしろー瑠亜。」 小声で言う。 光に助けられて、ビックリして、 それで胸の鼓動が早くなったってのもあるしね。 そうだよね。ビックリしただけだ! よし! 私は教室に戻る。 廊下では3分の1ぐらいの、 少ない人数の女子が私を見る。 きっと光を好きな女子達だろう。