「ぇ゛……そ、それはぁ……」





「「題して、
『朝倉くんと一刻も早く仲良くなるゾ!緊急会議』」」




一刻も早くって……


そんなに早く??






「あんたは可愛いんだから、アタックかけてきなさいよッ!!」




「無理だよー泣」





「……あーっ!!

ウジウジすんなバカぁ!!」



ひっ!!

さ、紗羅ぁ……?





「学校案内でもしてあげたら?」


めずらしく、暴れてる紗羅を奈緒がなだめてるしッ!!




「学校案内!?

そんなの、私がしてもらいたいよぉ……」



まだ全然校舎の構造わかんないし……





「あっ!!

朝倉くんきたよ!!」




「えぇッ!!!」




「「行ってこーい!」」



「えぇえぇぇッ!!!」




紗羅と奈緒に背中を押されながら、
ちょうど教室に入ってきた朝倉くんのもとへ……