「ごめっ・・私帰りますっ」


かばんを持って、お店から出る。


沙耶の声が聞こえた。


でも振り返らない。


あと人から早く離れたかったから。


あのままいたら、私はどうなってたかわからない。


「愛美ちゃん!」