「愛してる」


ちゃんとたくの目を見て言った。


絶対恋なんてしないって思ってた。


なのに・・・。


「私っ・・・たくがいなきゃダメっ・・」


嫌なの。


たくが隣にいないなんて。


失いたくない。


「たくお願いっ・・私の隣に・・・ん」


優しく塞がれた唇。


「んっ・・ふぅ」


温かくて、心地よい。


思わずたくの首に手を回した。


けど、それは一瞬で・・すぐ離されてしまった。


ちょっと残念。



「これ以上はダメ」


「なんで?・・もう1回・・・」


お願いするように、私はたくを見た。