次の日。


私はとうとう、沙耶に今までのことを話した。


昨日は寝れなくて、何度もたくを思い出した。


いつも以上に、ベッドが冷たく感じて・・・誰かに寄り添いたかった。


「元カノが優輝くんを知っていたとはね・・・」


「うん・・ねぇ、沙耶。私自分が憎い。たくのこと好きなのに、優輝のことで揺れて。こんなの、別れて・・当然だよね」


「ちょっと愛美!何別れる前提になってるのよ?」


「だって・・・」


「だってじゃない!」


昼休みの食堂に、沙耶の声が響いた。