そう思っても、体は勝手に動いてしまって。 私は時々病院に行くようになった。 優輝くんに会うために。 私が行く時間には、大体同じ場所にいて。 たくさんおしゃべりをした。 優輝くんに惹かれるまで長くはなかった。 優輝くんが運命の人だって、あの時は本当にそう思ってた。 拓哉を忘れられるって思ったの。 拓哉とも会わないようになってた。 でも、その思いはすぐ打ち砕かれる。