「拓哉~もっと一緒にいたい!」


「綾香ごめん。でも、妹のところ行かないといけないんだよ」


「嫌!拓哉は、妹と私どっちが大切なの?!」


こんな調子で、拓哉を束縛し続けた。


もっと私を見て


拓哉の1番になりたい


そう思う一心で。


でも、拓哉が病院に行かない日はなかった。


自然と、私の怒りの矛先が拓哉の妹に向けられた。